護符の飾り方で置き場所は神棚に置くべきなのか玄関に置いた方が良いのかご紹介していきます!
そもそも護符は、身につけて掛けた願いが成就するように共に努力することでご利益が得られるというものです。
しかし、神札などと一緒に飾り毎日のお参りをして願掛けを行うという方法もあります。
そこで、護符の飾り方や置き場所は神棚に置くことが良いのか玄関の絶えず行き来する等の身近な場所が良いのか、護符を身につける以外の方法について検証していきます!
Contents
護符ってどんなもの?

護符は、中国200年の歴史、日本では平安の時代から続いているといわれる、陰陽師などといわれる呪力や霊能力という特殊な能力を有した人が修行を積んで、その能力を護符に託して祈願するというものです。
そして、その祈願には昔風には家内安全や身体健全など神仏に頼ると言うものや今風ならば恋愛・復縁、金運・商売繁盛、学業成就や起死回生などと言うものまで多様にあります。
その祈願の内容を陰陽師などといわれる人が、念を込めて願い事のそれぞれを紙などに書き記したものを身に付けて請願成就の効果を期待するためのツールなのです。
そんな護符を身に着けず飾って、そのご利益の享受を得ようとするという方法があるんですね。
それが、護符の飾り方であり、置き場所であり、その置き場所が神棚であり玄関でありということ。
何度も言うようですが、護符は呪力や霊能力などという超自然的パワーの持ち主が、こしらえたものを常に身に付けて、請願成就を期待するものなのです。
『護符の飾り方・置き方』神棚?玄関?

護符は、常に身の周りにあって、人知れずにお願いした事が叶うように、日々努力することでその効果を享受できると言うものですが、神棚や玄関に飾ることも方法としてあります。
では、神棚に飾るにはどうしたら良いのかということですが、神棚には様々な決まり事があるようですので、その辺から見ていきたいと思います。
そもそも神棚の置き場所は?
神棚の場所は、一般的に南向きか東向きの清浄な場所が良いといわれています。
そして、毎日目にすることができる場所で、家庭では家族がいつも集まる場所で、見上げる程度の高さのところに神棚を置くことが良いといわれています。
さらに、仏壇が同じ部屋にある時は向かいわせるとこは避けて祀るのが良いです。
なぜならば、お参りするときに背中やお尻を向けいないためです。
また、天井から棚板を吊ることができない場合や棚板の置き場所がないような時は、本棚や書庫キャビネットの上に神棚を置いても良いです。
しかし、玄関先などのように人の出入りの多い場所や不安定な場所は、神棚の設置場所としてはあまり好ましくないです。
理想的には吉方位に置き、東・南東・南などを向けるのが良いようにいわれていますが、家庭の事情などで神棚の置き場所がないような場合でも、そこまでのこだわりを持たなくても良いです。
置き場所によって、神棚が家に悪影響を与えているか?と言えば、そこまで悪影響は与えません。
最近の傾向として、上下階に人が住むマンションなどの場合でも天地の紙を貼ると良いとはいいますが、必ずしも貼れば良いというわけでもないのです。
実際、神棚の場所で運気が違ったとか、天地などの紙を貼らない方が逆に良かったとかいうケースもあったりします。
従って、神棚などの置き場や置き方については、毎日のお参りができる場所としてのこだわりは気にしても、置き場や置き方には家々でケースバイケース、その状況にマッチした場所で良いのです。
お札の飾り方
良くお札の飾り方に相性があるのではないかなどと気にする方がいるようですが、飾り方には決まりごとがありますが、相性はあまり気にしなくても良いようです。
そこに複数のお札があったとしても、神様の相性は関係なく日本の八百万の神様はそんなことで喧嘩したりないですから、とりあえずは神様の相性は気にしなくても良いです。
ただし、神様の世界にも偉い順番がありますから、その順番さえ間違えなければ大丈夫だということです。
押さえておきたいのは、一番偉い神様は『天照大神』ですから間違いないようにします。
それぞれの神様は役目が違いますから、一つの神様になんでも頼るという方が、そもそも無理があるのです。
神棚とお札の飾り方
神棚の社には、簡単に言うと3つの扉があるものと、1つの扉があるものがあります。
そして、お札の種類は基本3種類の御札があります。
- 神宮大麻(じんぐうたいま):日本の総氏神の天照大神の御札です。
- 産土神の御札:生まれたときから死ぬまで守ってくださる神様です。(普通は生まれた場所の近くにある神様)
- 氏神・鎮守神か信仰している神様のお札:今住んでるところの神様です。
三社宮
3つの扉があるお社を『三社宮』といいます。
- 真ん中の扉の中には神宮大麻麻(じんぐうたいま)天照大神の御札を入れます。
- 向かって右の扉の中には産土神の御札を入れます。
- 向かって左の扉の中には氏神、祟敬神社の御札を入れます。
そして向かって左側には、氏神と産土神が同じときは、それ以外で好きな神様のお札を入れるといいです。
一社宮
1つの扉の社を『一社宮』といいます。
文字通り、お札の入る場所は1箇所しかありませんので、重ねてお祀りします。
手前から
- 神宮大麻
- 産土神
- 氏神、祟敬神社
という順番に重ねてお祀りします。
氏神と産土神が同じときは、それ以外で好きな神様のお札を一番下に重ねて入れるといいです。
他に信仰している神様がいる時は氏神・鎮守神の御札と重ねておいてもいいです。
護符神棚に置く?
このように三社宮・一社宮とお札をお祀りする場所というのが、ある程度決まっています。
それでは、護符を神棚に置いてお祀りし、そのご利益を授かろうとする時は、これもジンクスではありませんがお札の置き場所のルールを尊重して護符の神棚での立ち位置をしっかりさせる事が良いようです。
従って、
- 三社宮の時は、向かって左側の扉の中(重ねる場合は一番下)
- 一社宮に時は、一番後に重ねて置く。
と、いうような立ち位置にする事が良いです。
しかし、考えようによっては護符は他のお札とは、若干趣が違うように感じたりもします。
従って、護符を神棚の中に閉じ込めると言うよりは、他の神様の邪魔をしないように、神棚の常に見えるところにおいて日々祈願するという立ち位置をこしらえても良いのです。
護符玄関におく?
護符は、人知れず身に付けて請願成就への努力をすることで請願成就への道が開かれるというものです。
そんな護符の特性を考えると、果たして人の出入りの多い玄関に置くことが請願成就への道標になるのかというと疑問があるようです。
しかし、精神的でメンタルに作用する個の力の効果を期待する護符の他に、
- 商売繁盛や家内安全などトータルな力の効果を期待する護符
- 魔除け厄除等の災い除去に効果を期待する護符
と言うように、トータルの力に期待する護符の場合は、逆に人の目に触れることで、その効果を発揮するというものもあるようです。
そして、厄除や魔除けと言ったお札は、玄関や鬼門に置くことで邪気が払われるというようにいわれています。
ということは、厄除護符などは身につけるという個への効果もしかりですが、トータルに効果を享受しようとする場合には、人の出入りのある玄関などに置くことも効果的な手段のようです。

護符の効果は万能?

護符に効果を求めるには、ふたつの考え方があります。
- 常に身に付けて個の効果を期待する考え方
- 飾ることでトータルの効果を期待する考え方
本来護符そのものは、人の目に晒されず、いただいたパワーを自分だけのものにして、ポジティブに行動することで願いが叶うと言うものでした。
しかし、飾って人目に晒して願いの効果を共有するというようにして、幅広く共同の願いが叶うという護符の効果もあるようです。
ということは、護符の効果は大分広範囲に期待できるもので、いわば万能の効果が期待できるスーパー護符と言っても言い過ぎではないようです。
護符の効果が万能ということは、護符の利用法も万能であるということです。
護符の種類

護符は、一願一護符といわれるように、一つの願いに一つの護符が一番の使い勝手ですが、例えば復縁のように『別れた人と縁を戻したい』などという願いに対して『恋愛と復縁』の護符の複合的な使い方もあるのです。
一願一護符というように理想的な使い方から、複合的に使う護符の効果もあるのです。
そのために、護符の種類は3000を超える種類があると言われています。
そして、大枠として代表的な護符の項目が次の様にあり
- 恋愛開花
- 心願成就
- 金運降臨
- 不倫成就
- 復縁達成
- 良縁飛来
- 怨敵滅亡
- 借金完済
さらに、これらの内容から細部にわたる祈願内容の精査による具体的護符に、願い事の一つひとつに関して、呪力や霊能力と言った特殊能力を有する陰陽師などが、次のような護符にこしらえるものです。
- 金運上昇 ひたすら金運上昇を叶えたい
- 開運・開眼 物事がうまくは効用にしたい
- 恋愛 数多くの異性から好かれたい
- 復縁 別れを修復したい
- 商売・事業 立ち上げた事業を成功させたい
- 人間関係 人付き合いがうまくなりたい
- 自己啓発・改善 決断力をつけたい
- 家運・家相 家の方位による災いをよけたい
- 不運退散 不運を断ち切りたい
- 起死回生 破産状態から復活したい
- 悪霊・霊災除去 自縛霊を鎮めたい
- 仕事・学業 勉学・仕事にやる気を持ちたい
- 長寿延命護符 長生きを祈願する
- 闔門健康護符 家族の健康を祈願する
- 開運護符 開運し、運命を切り開きたい
- 去五臓病護符 五臓の疾病平癒の祈願
こしらえる護符の代表的なものですが、これが京都かなえやで紹介されている護符の一部であり、椿先生による一筆一筆に念の込められた護符に変わっていくのです。

『護符の飾り方・置き方』本来の考え方

護符には、飾り方や置き方そして種類など様々な考え方があるようですが、護符本来の考え方からすると
- 神棚も良し
- 玄関でも良し
と言うようですが、一願一護符という本来の護符の考え方からすると、やはり護符は
『常に身に付けて親しくふれあい』
そして、請願成就への努力の糧として
『叶うことへの頼もしい拠り所』
になることが『護符のパワー』を最大限に引き出せる効果的な手段なのです。

『護符の飾り方・置き方』まとめ

護符飾り方置き場所神棚玄関ということで紹介してきましたが、護符の守備範囲の広さに改めて感心させられました。
神棚に飾って、八百万の神々と同列に扱う事もでき、玄関先では魔除け厄除に貼り付け願掛けの効果を期待しても良しという万能のパワーを感じさせられました。
しかし護符本来は、いつもそばに置いて請願成就へのツールとして活用する事が『良し』と言うことに行き着きます。
護符のパワーを感じる感じないは、持つ人の考え方によるところが大ききく作用するものですから、試してみて『良しとするかしない』かは、アナタ次第です。


ガラメキ
